さつき薬局のブログ

「プラスチックの保存容器でレンチン」が流産の原因に―化学物質『BPA』が溶ける

2013年10月22日 火曜日

流産のしやすさは、年齢やその他の条件でも変わってきますが、

平均すると15~20%の確率で起こっているのだそうです。

妊娠中も食生活・生活習慣には気をつけたいですね。

アメリカの大学の研究で、「BPA」を含む保存用プラスチックコンテナをレンジで温めると、

その成分が溶け出し、妊婦の体内で流産のリスクを80%高めることが分かりました。

流産のしやすさは、年齢やその他の条件でも変わってきますが、

平均すると15~20%の確率で起こっているのだそうです。

カリフォルニア、スタンフォード大学の研究の結果、

プラスチック製品などに含まれる化学物質「ビスフェノールA」(BPA)が流産のリスクを80%も高めることが分かりました。

114人の妊婦を対象に調べたところ、血液中のBPA濃度が高い人は流産する確率が飛躍的に上がったのだそうです。

同大学のラシ博士によると、BPAは私たちの周りのあらゆる場面で使用されており、

完全に避けるのは不可能に近いのだそうです。代表的なところでは、

缶詰、食品の包装、レシートのインク、そしてペットボトルやプラスチック製の保存容器など。

熱が加わるとプラスチックから溶け出してくるので、

「食品をプラスチック容器の中で温めない」

「ペットボトルを高温になる場所に置かない」

「缶詰を避ける」といった工夫でBPAの摂取を避けることが勧められています。

また「BPAフリーの容器を選ぶ」というのも一つの方法。

BPAはもともと、子供の成長に害を及ぼす恐れがあるとして、

EU圏では哺乳瓶への使用が禁止されています。

今回の結果は、妊婦への影響まで明らかにし、BPAの有害性を裏付けるものになったようです。

ただし、流産協会からは「データが不十分であり、さらなる研究が必要である」というコメントが発表されています。

「この結果は、子供だけでなく私たちすべての人がBPAの摂取に気を付けなければならないことを示しています」とラシ博士。

少しでも避けることができるよう、自分や家族の日常生活を振り返ってみる必要がありそうです。

 

参考:Pregnant women warned of 80pc increased risk of miscarriage from food heated in plastic

http://www.telegraph.co.uk/health/women_shealth/10376043/Pregnant-women-warned-of-80pc-increased-risk-of-miscarriage-from-food-heated-in-plastic.html

マイナビウーマン

 

手作りが一番いいのですが、みなさん毎日お忙しいですよね。

買ってきたお惣菜は、お皿に移してチンしましょう。

これだけでも、体に入ってくる「BPA」は少なくなりますよね。

 

 

早発閉経で初 卵子のもと成熟させ体外受精

2013年10月4日 金曜日

妊娠が難しい「早発閉経」の患者から卵巣を摘出し、その中の卵子のもとになる細胞を卵子に成熟させる方法で、

日本人患者1人が世界で初めて出産したと、聖マリアンナ医大など日米のチームが30日付の米科学アカデミー紀要で発表した。

臨床研究として実施した。早発閉経患者の妊娠への道を開く治療法として注目される。

 

<出産>早発閉経で初 卵子のもと成熟させ体外受精(毎日新聞

 

原始卵胞が酸化しないように、普段の食生活や生活習慣は大切ですね。

IVAという新しい治療に期待します。

治療の詳細はホームページ(http://www.ivafertility.com/IVA/index.html)に掲載されています。

 

 

ページの先頭へ戻る